南伊豆・入田浜
浜辺の宿 濤亭

2月の連休の最終日にとれた宿
一休comのリーズナブルプランでも休日前で
あいにくの二人で¥54,600(サービス料・消費税込)
一週間前に決まったんだから仕方ないね
なんていつもこんなことやっているよ
ちょっとは学習しろよって感じ…
河津桜を見た足で下田方面へ車を走らせる
下田駅より車で10分もかからないところにある

玄関で靴を脱ぎ
スリッパに履き替える
真正面にフロントがある
右に目をやれば小さなお土産屋さん
左に目をやると
ロビーラウンジ
振り返って玄関を見ると向こう側に海を見ることができる
泊まった部屋は二階の一番奥になる
二重の扉になっていて
内側には金属製のドアが
手前側には木の引戸がある
白南風(しらはえ)の部屋
スリッパを脱いで上がると…
目の前に冷蔵庫
泊まったお部屋の内部
和室10畳
踏み込み3畳
広縁

ざっと見た感じでは
決して新しくはないがとても綺麗だ
泊まった部屋はスタンダードタイプで
一番安い部屋と思われる
床の間の右の窓からも海を見ることができる
ウォシュレット

残念ながらトイレは狭い
旦那さまは頭がつっかえるそうだ
洗面所
この左手にお風呂がある
もちろん入らない
冷蔵庫
ビール800円
嬉しいことに飲み物用の冷蔵庫のほかに
グラスを冷やす冷蔵庫もあり
浴衣は二つ
ひとつは普通に着る
もうひとつは寝る時に…

風呂上りは結構汗もかくので
二つあるのは嬉しい
部屋に通されると
女将の手作り
四角く切ったところてんに
黒みつをかけた葛きり風と昆布茶が出てきた

夕飯までには少し時間があるし
宿の前の海岸でも散歩するか…

サーフィンする若者たち
寒くないのかな…
波はさほど高くない
遠く伊豆七島が見える
五時過ぎの海
サーファーたちの一日も終わる頃

夕飯の前に温泉に行こうか

温泉の入口
暖簾をくぐって左側にご婦人
右手に殿方

夜10時に男女が入れ替わる
脱衣所
洗面所

この日は満室状態
いつ行っても誰かしらいたので
残念ながら内湯を撮影できず

誰もいないことを確認して
重たい贅肉をゆさぶりながら裸の撮影隊員が乗り込む
岩でできた露天風呂
囲いがあるので景色はなし
透明でサラサラのお湯

あーっ、いいお湯だった〜といつもの調子で部屋に戻る
6時半に食事をお願いしたのだが
すでに食事の用意が始まっていた
(部屋食)
まずビールで乾杯したい
クイッといっぱい至福の時

食前酒は梅酒

季節の珍味
さざえのつぼ焼き
菜の花など
柚子釜のなまこ酢
名物の地鯵のたたき鍋
うどんもついている
お鍋のだしが沸騰したら食材を入れる
いかの塩辛柚子のせ

竹べらを使って鯵のたたきを鍋に落し入れる

鯵のたたきも入り、うどんも入れてできあがり
だしは上品で、鯵のたたきはソフトなお団子に仕上がっている
絶品!

伊勢海老の洗い

頭はきっと…
予感は的中した(のちほど)
お造り
かんぱち
あわび
鯵のたたきなど地のものがメインとなっている
金目鯛の姿煮
こっくりしたいい色に仕上がっている
白いご飯もほしくなるところ

これは二人で食べる
海老の湯葉巻き揚げ
蕗のとうなど
海鮮グラタン

そのあとに赤だしの味噌汁と
秋田こまちの伊豆若布和え

自家製シャーベット柚子アイス

料理がいっぱい運ばれてきたので
ビール800円を2本は飲んだが
もうこれ以上は飲めない

どれも美味しくいただきました
ごちそうさまでした

このあと、二回温泉に浸かり
波の音を子守唄に朝までぐっすり…zzz

朝の光で眠りからさめ
窓をあけると…

朝6時半頃
雲が下の方にたちこめていたので
はっきりした朝陽を拝むことができず

旦那様はまだ夢の中のよう…
お先に朝湯へ行く
昨晩あんなにいっぱい食べたのに
またお腹がすいてきた
朝ごはんも楽しみ

鯵のひらき、だしまき玉子、しらす、イカのさしみ、湯豆腐など…

湯豆腐 
蓋にポン酢が入っている 
二段目の皿にポン酢と薬味を入れる 
中には絹のようなお豆腐が
昨晩の伊勢海老の洗いの
頭の部分が翌朝の味噌汁として生まれ変わった
だしが出てこれまたうまい
新若芽を沸騰したお湯にくぐらせ
しょうが醤油でいただく
歯ごたえもあり磯の香りがして絶品

夕飯、朝食共に地のものを中心とした心のこもった料理
久しぶりに和食の素晴らしさを実感した

温泉も料理も最高に素晴らしかった

宿を出る前にもう一度海に出てみた

つい深呼吸がしたくなる景色
きょうもまた若者たちが波を待っている
こんないい思いをして
明日からはじまる現実の波に乗っていけるかしら

足あとだけでも残していこう
浜辺の宿 濤亭